アラスカで漁獲される5種類の天然サーモン(キング、ギン、ベニ、カラフトマス、 チャム)の中で、最も魚体が大きく、生息数が最も少ない品種がキングサーモンです。 そして、そのキングサーモンの中でもユーコン川で獲れるユーコンキングは、キングサーモンの王様キング・オブ・キングサーモンと呼ばれています。

1. ユーコンキングの全身大トロのような脂肪分の高さ

鮭は、生後4〜6年後に産卵のため自分の生まれた河・母川に戻りその一生を終えます。 日本でお馴染みの秋サケの母川(北海道、東北)の長さは平均数百kmですが、ユーコ ンキングはその何十倍の約3,700km(鮭類が戻る川のなかでは世界最長)のユーコン 川を60日間で上ります。その間に一切何も食べないため、長い旅に出る前に相当量の脂肪を体内に蓄えているのです。そのため、鮭の脂肪分は下流河口で獲れた鮭ほど数値が高くなります。

2. ユーコンキングの捕獲制限

アラスカ産のサーモンは毎年漁獲量が割り当てられています。表の通りキングサーモンの漁獲量も非常に少ないものですが、特にユーコンキングは、体重9kg以上のもの だけが捕獲を許されており、2001年には調査漁獲での遡上魚体数が規定尾数に達せずに、商業漁獲全く解禁されなかったなど、漁獲量が非常に少ないとても稀少なサーモ ンなのです。

 
アラスカの漁獲量
単位/本
 
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
ユーコンキング
-
25,000
41,000
53,000
29,000
キングサーモン
370,000
584.000
634,000
782,000
662,000
紅鮭
26,520,000
22,211,000
30,912,000
44,704,000
43,007,000

3. ユーコンキングと「オメガ3」

ユーコンキングには、青魚のEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸「オメガ3」が多く含まれ、最近の研究では、「オメガ3」は細胞が正しく機能するためには不可欠で、血流改善、 心臓疾患リスク軽減、血中の中性脂肪減少、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性関節リウ マチ、腸の炎症などにも効果があるといわれています。